作り手の思い [etc.]
ワタクシはグルメなわけでもなく、(食い意地は張ってるけど)
正直自分の味覚はかなり保守的だと思います。
よってお店のお料理を寸評したり、味覚を言葉で伝えるなんて
高度なこともできません。
そんなワタクシ、最近のランチに立て続けてガッカリしました。
繊細な舌もなく、豊かな表現力もないので上手く伝えられませんが、
ガッカリしたのは味の細かなことではなくもっと本能的なこと?
作った人の思いや愛情、プライドなどが感じられず、
ただトレーに無造作にのっただけのお料理が悲しかったです。
これじゃあ心の元気出ないよ~、と。
そんなワタクシだって、毎日の食事が立派な模範献立なわけでもありませんし、
「今日は残りもので簡単に~!」という日もしばしば。
それでも食べる相手のことを少なからず思って作っています。
それは大げさなことではなく「緑が少ないからもう一品、きゅうりの酢もの足そう」
とか、「洋食モノが続いたから和食にしよう」とか、「オットは深夜に帰宅して
食べるから少しでもあっさりしたものがいいな」とか。そんな程度。
お店だとそんなことを思ってはいられないとはいえ、それでも
「食べる人のことを思って作った料理」は伝わるものだと思ってます。
そしてそういうお料理はやっぱり心を元気にするのだとも思います。
これはずっとずっと以前からあるワタクシの食に対する漠然とした
考えだと思いますが、はっきり意識したのはマテンロウさんに出会ってから。
外で食事をしても作っている人はなかなか遠い存在だけど、
こちらではたまたま作っている方と人づてにつながりがあり、
その人柄や思い入れを身近に知ることができたという影響が大きいと思います。
同じようなお料理やお菓子を売っているお店はたーっくさんあるけれど、
どうしても「また行きたい」と思ってしまうのであります。
「おいしい」のはもちろんだけど、それはやっぱり「作り手の思い」だと思います。
なんだかまとなりのない話になってしまいましたが。
フツーのごはん、フツーのお弁当、フツーのおやつな毎日だけど、
ワタクシの日々のごはん作りが家族の元気の素になっていると信じて
これからもフツーに作ってゆきます。
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